金融投資と事業投資
今企業の行うエクイティファイナンスに参加する投資のあり方を分類すると、金融投資と事業投資に分類することができます。さらにこれを特定少数に募集する「私募」と多数に対して募集する「公募」の分類を組み合わせると、以下の4象限に分類できます。
従来の証券取引所への上場では「金融投資型」の投資を募集で集めてきたのに対して、当社の支援するグリーンシート銘柄の募集では「事業投資型」の投資を募集で集めていることが特徴です。
私募においてはベンチャーキャピタル(VC)の投資はEXIT(売却)してキャピタルゲインを獲得することを目的としているのであれば「金融投資型」ですが、「事業投資型」の私募では事業を一緒に行うことを目的とした「事業投資型」の投資が行われます。
グリーンシートは、事業投資型の私募のインフラとしての役割も担っています。
コミュニティ型募集とは
「事業投資型」の募集に参加する投資家とはどのような人でしょう?
従来の証券会社による株式募集では、金融商品に投資をして投資リターンを得ることを目的とする投資家(金融投資家)を対象に株式を募集しています。上場会社だけでも4,000銘柄が品揃えされているわが国において、未上場企業の発行する株式には金融商品投資としての関心は一般に高くありません。
そこで、証券取引所に新規上場していただく際には、金融商品としての魅力の一つである短期売買益を獲得しやすくするために流動性とボラティリティを高める工夫をして、金融投資型の募集を行っているのです。
一方、金融商品としての投資には関心がなくとも、個々の未上場会社の事業や製品商品サービスに関心を持ってその会社の株主になることに関心を持つマーケットがあります。
例えば、フランチャイズ(FC)展開や代理店展開を行う会社におけるFC加盟店オーナーや代理店契約を行う企業。あるいは、顧客を会員として組織している企業などです。例として会員数3万人を持つフィットネスクラブを考えてみましょう。会員一人当たり1株1万円の株式を1株ずつ割り当てる増資を行うと、3億円の資金調達が可能です。このような形の募集をディー・ブレイン証券では「コミュニティ型募集」と呼んでいます。
上場株を金融商品として販売してきた証券会社には一般的ではないコミュニティ型募集の取扱いによって、当社の支援するグリーンシート銘柄の募集は社会に対して独自の金融機能を果たしています。
発行会社の周囲に築かれている顧客・取引先・提携先・役員社員とその知人・地域等、様々なコミュニティ。コミュニティが株主となることで眠っている資金を事業に活かすことができるほか、コミュニティの事業への参加意識が高まることで、事業の成長発展が促進される効果も見逃せません。
コミュニティ型募集における証券会社の役割は、発行会社に対する開示指導と審査を通じて健全性と透明性の高い取引を仲介すること。
株主としての参加者を募る企業と株主になりたい人の公正な仲介者となって、潜在的成長力を持つ中堅中小企業のエクイティファイナンスのインフラたることが役割です。
グリーンシート制度における資本提携支援
コミュニティ型募集は、資金力を持つコミュニティを十分に有している企業にとっては有効な資金調達手段となります。一方、企業規模や必要な資金調達額に対してコミュニティの規模が小さい場合、コミュニティ型募集だけでは十分な資金調達が行えないケースがあります。コミュニティを拡大しながら継続的に資金調達を行っている会社もありますが、むしろ積極的に事業提携を前提とした資本参加を求めることにより資金調達を行うことが望まれます。
事業提携を前提とした資本参加を募る場合には、まず有望な事業提携先に資本参加を求めているという情報が伝わらなければなりません。グリーンシート情報サイトとリンクする「資本提携情報サイト」に掲載されるグリーンシート公開企業については、ディー・ブレイン証券が国内の提携金融機関等及び海外の提携投資銀行を通じて資本提携情報を提供し、資本参加を希望する会社を募ります。
資本参加を希望する会社にとって、重要なのは、資本参加先企業を十分に知ることです。そのためにデューディリジェンスと呼ばれる専門調査が行われるのが一般的ですが、一般の未上場企業は財務情報を含む企業の情報が整備されていないことから、デューディリジェンスに時間がかかるとともに、結局、正確な情報が得られずに資本参加を断念するケースも少なくありません。グリーンシート公開企業においては上場会社に準じて公認会計士又は監査法人の監査報告書のついた財務情報が開示されており、信頼性と透明性の高い情報によって、資本参加を希望する会社が正確な判断情報を入手しやすい環境にあると言うことができます。ディー・ブレイン証券では積極的にグリーンシート公開企業の立場で資本参加の仲介を行います。
【広告等の表示に関する注意事項】
グリーンシート株式公開に関するお取引の際には以下の事項にご注意ください。
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