掲 載 記 事(日本経済新聞社 2004年10月14日掲載)


未上場株の公開市場
埼玉りそな、証券2社に取引企業を紹介

 埼玉りそな銀行は十三日、ディー・ブレイン証券(東京・中央)、IPO証券(同)と業務協力に関する覚書を結んだ。日本証券業協会が運営する中小企業の未上場株式の公開制度「グリーンシート」に銘柄指定を望んでいる取引先を両者に紹介する。資金調達多様化の支援策の一環で、県内企業で登録企業がないため、積極的に紹介することにした。
 グリーンシートは未上場企業の資金調達の場として、日証協が1997年に創設した証券市場。証券会社の担当で顧問同士が相対取引する。日証協規則で管理される。今回、覚書締結に至ったのは、登録企業の増加を目指す証券会社の思惑と一致したため。県内では始めての取り組みだ。
 同行は昨年、法人部内に新規事業支援室を設置し、中小企業の育成を強化している。即座に銀行が対応できない企業も多く、育成を図る観点から、資金調達の多様化などの支援も行っている。