掲 載 記 事(四国経済新聞 2月27日掲載)

高知工科大学教授設立のCILAB
未公開株市場に登録
「グリーンシート」大学発VBで初

 高知工科大学の畠中兼司教授が社長を勤めるコンピュータ・イメージ研究所(CILAB=シーアイラボ)は未公開企業向けのグリーンシート市場に登録、三月一日に九千九百万円を公募増資する。全国の大学から生まれたベンチャー企業は二百五十社といわれるが、同市場への登録は初めて。畠中教授は「一年後には大学発ベンチャーは角店頭市場上場を目指す」としている。

 グリーンシート市場は日本証券業協会が運営する未公開株の流通市場で、上場基準が緩やかなため、ベンチャー企業の資金調達が可能。未公開株専門証券会社であるディー・ブレイン証券(東京・中央、出縄良人社長)が同市場銘柄として届け出、公募増資を引き受ける。発行株数は七百九十一株。調達した資金は研究開発費に充てる。
 同社は二〇〇一年四月に設立。情報通信システム関連技術を開発や販売、コンサルティングをしている。二〇〇二年三月期の売上高は三億五千八百万円、経常利益は三千万円の見通し。二〇〇三年三月期は売上高十二億円、経常利益三億円を目指す。
 五日に韓国で開催されたインターネットオンラインゲーム「クレイジーサッカー」のサービス提供を始めた。同社のゲームサイトから会員登録してゲームをダウンロードし参加するもので、月会費六百三十円(消費税込み)が同社の収益となる。秋までに三十万人の会員獲得が目標。
 魚眼レンズ付きデジタルカメラを二台使って、三百六十度全方向の画像をインターネットを通じて配信するシステムも開発。五秒おきに更新する画像をマウスを操作して自由に見られる。近く全国規模の警備会社と提携する。観光エリアに設置したり、工場などの監視用にも売り込む。