掲 載 記 事(日経金融新聞 2月26日掲載)


高知市に新会社
資金調達でVB支援

 ベンチャー企業のコンサルティングを手掛けるディー・ブレイン(東京・中央、小峰衛社長)は高知市に地域会社、「ディー・ブレイン四国」を三月十八日に設立する。日本証券業協会が未公開企業向けに開設した「グリーンシート市場」での公募増資を通じて、四国のベンチャー企業の資金調達を支援する。
初年度は同市場に四社登録を目標とする。
 新会社は全国にある同グループの六番目の地域会社となる。資本金一千万円でディー・ブレインが全額出資する。監査法人トーマツグループの元社員、金子長彦氏が社長に就任する。公認会計士や税理士、中小企業診断士らのネットワークを活用して、資金調達のほか、情報公開や事業計画作成などを支援する。企業から業務の外部委託を引き受ける形で業務を勧める。
 支援対象とする企業は時価総額が数億円規模。ディー・ブレイン証券(東京都中央区、出縄良人社長)を通じてグリーンシート市場に登録、三年後の店頭市場上場を支援の目標とする。
企業には上場の準備としての登録の利点も訴えていく。金子氏は「高知工科大学や海洋深層水に関連したベンチャー企業に注目している。高知を手始めに四国内のベンチャー企業を発掘していきたい」と話す。
 グリーンシート市場登録企業の調達額は四千万〜二億五千万円で、平均出資者数は百〜三百人。ネットビジネスや新しい飲食店チェーンなどの企業が、本業の顧客から出資を受けるケースも目立つという。四国でも、まずは消費者に直接結びついた業種を中心に支援先の開拓を進める。